JavaScriptと日付のフォーマット
JavaScriptでは、Dateオブジェクトを使用して日付と時刻を操作します。Dateオブジェクトは、1970年1月1日00:00:00 UTC（協定世界時）からのミリ秒数を基に日付と時刻を表現します。
新しいDateインスタンスを作成するには、以下のようにnew Date()を使用します。
let now = new Date();
console.log(now);
このコードは現在の日付と時刻を表示します。ただし、この出力はISO形式（例：2024-04-01T02:50:46.000Z）であり、人間が読みやすい形式ではありません。
JavaScriptのDateオブジェクトには、日付と時刻を取得するためのメソッドが多数用意されています。例えば、以下のように年、月、日、時間、分、秒を個別に取得することができます。
let year = now.getFullYear(); // 年を取得
let month = now.getMonth() + 1; // 月を取得（0から始まるため1を加える）
let date = now.getDate(); // 日を取得
let hours = now.getHours(); // 時間を取得
let minutes = now.getMinutes(); // 分を取得
let seconds = now.getSeconds(); // 秒を取得
これらのメソッドを使用して、日付と時刻を任意の形式にフォーマットすることができます。次のセクションでは、これらのメソッドを使用して日付と時刻をyyyymmddhhmmss形式に変換する方法を説明します。
yyyymmdd形式で日付を取得する方法
JavaScriptのDateオブジェクトを使用して、日付をyyyymmdd形式で取得する方法を以下に示します。
まず、現在の日付を取得します。
let now = new Date();
次に、年、月、日を取得します。ただし、getMonth()メソッドは0から始まるため、1を加えて実際の月を取得します。
let year = now.getFullYear();
let month = now.getMonth() + 1;
let date = now.getDate();
しかし、このままでは月と日が1桁の場合に問題があります。例えば、2024年1月1日をyyyymmdd形式に変換すると202411となり、これは期待した結果ではありません。期待する結果は20240101です。
そこで、月と日が1桁の場合には先頭に0を追加する処理を追加します。
month = month < 10 ? '0' + month : month;
date = date < 10 ? '0' + date : date;
これで、月と日が1桁の場合でも2桁になるようになりました。
最後に、これらを組み合わせてyyyymmdd形式の文字列を作成します。
let yyyymmdd = '' + year + month + date;
console.log(yyyymmdd);
これで、日付をyyyymmdd形式で取得することができます。次のセクションでは、時刻をhhmmss形式で取得する方法を説明します。この2つの形式を組み合わせて、日付と時刻をyyyymmddhhmmss形式で取得する方法を学びましょう。
hhmmss形式で時刻を取得する方法
JavaScriptのDateオブジェクトを使用して、時刻をhhmmss形式で取得する方法を以下に示します。
まず、現在の日付を取得します。
let now = new Date();
次に、時間、分、秒を取得します。
let hours = now.getHours();
let minutes = now.getMinutes();
let seconds = now.getSeconds();
しかし、このままでは時間、分、秒が1桁の場合に問題があります。例えば、2時3分4秒をhhmmss形式に変換すると234となり、これは期待した結果ではありません。期待する結果は020304です。
そこで、時間、分、秒が1桁の場合には先頭に0を追加する処理を追加します。
hours = hours < 10 ? '0' + hours : hours;
minutes = minutes < 10 ? '0' + minutes : minutes;
seconds = seconds < 10 ? '0' + seconds : seconds;
これで、時間、分、秒が1桁の場合でも2桁になるようになりました。
最後に、これらを組み合わせてhhmmss形式の文字列を作成します。
let hhmmss = '' + hours + minutes + seconds;
console.log(hhmmss);
これで、時刻をhhmmss形式で取得することができます。次のセクションでは、これまでに学んだ日付のyyyymmdd形式と時刻のhhmmss形式を組み合わせて、日付と時刻をyyyymmddhhmmss形式で取得する方法を学びましょう。この形式は、ログのタイムスタンプなど、さまざまな場面で役立ちます。
日付と時刻を組み合わせてyyyymmddhhmmss形式を作成する
JavaScriptのDateオブジェクトを使用して、日付と時刻をyyyymmddhhmmss形式で取得する方法を以下に示します。
まず、現在の日付と時刻を取得します。
let now = new Date();
次に、年、月、日、時間、分、秒を取得します。ただし、getMonth()メソッドは0から始まるため、1を加えて実際の月を取得します。
let year = now.getFullYear();
let month = now.getMonth() + 1;
let date = now.getDate();
let hours = now.getHours();
let minutes = now.getMinutes();
let seconds = now.getSeconds();
しかし、このままでは月、日、時間、分、秒が1桁の場合に問題があります。例えば、2024年1月1日2時3分4秒をyyyymmddhhmmss形式に変換すると202411234となり、これは期待した結果ではありません。期待する結果は20240101020304です。
そこで、月、日、時間、分、秒が1桁の場合には先頭に0を追加する処理を追加します。
month = month < 10 ? '0' + month : month;
date = date < 10 ? '0' + date : date;
hours = hours < 10 ? '0' + hours : hours;
minutes = minutes < 10 ? '0' + minutes : minutes;
seconds = seconds < 10 ? '0' + seconds : seconds;
これで、月、日、時間、分、秒が1桁の場合でも2桁になるようになりました。
最後に、これらを組み合わせてyyyymmddhhmmss形式の文字列を作成します。
let yyyymmddhhmmss = '' + year + month + date + hours + minutes + seconds;
console.log(yyyymmddhhmmss);
これで、日付と時刻をyyyymmddhhmmss形式で取得することができます。この形式は、ログのタイムスタンプなど、さまざまな場面で役立ちます。この記事がJavaScriptで日付と時刻を操作する際の参考になれば幸いです。それでは、Happy Coding！